私は転職経験が豊富で、入社面接には5回ほど通ったことがあります。面接で落とされた回数より通った回数のほうが多く、そのコツは何かと考えると「面接官の心理を読む」ということに尽きると思います。

 

 面接を受けるときは、誰もが下準備はしっかりすると思います。もちろん、それさえできていない人は論外です。相手の会社のことについて情報を仕入れたり、自分のキャリアや長所をまとめたり、そのような作業は重要に決まっています。

 

 しかし、では、なぜ面接でよく採用される人と、採用されない人がいるかというと、それは「面接官の心理を読む」作業がしっかりとなされているかどうかにかかってくるのではないかと思います。

 

 面接の準備をしっかりしてきた人に陥りがちなパラドックスで、準備を綿密にすればするほど、自分のアピールポイントばかりが頭の中を占め、面接官の心の動きを読む余地がなくなってくるのです。

 

 面接のときは、面接官がどんな答えを望んでいるのか、そこに集中することが大切です。そうすると、一つ一つの受け答えの中で、微妙に、面接官の表情が変わっていくのがわかります。面接官は面接官で、会社の命運を左右する真剣勝負です。

 

 また、自分が採用した人物によって社内の自分の評価も変わってきます。実は、面接される側と同様、そんなに余裕がないのです。だから、けっこう面接官の心理は顔に出やすいものなのです。面接官の心の動きに合わせて、返答していく、それができたらしめたものです。



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